ジオターゲティング広告研究Vol.1「GroundTruth」

 

今回から「ジオターゲティング広告研究」と題して、様々なジオターゲティング広告について紹介していきたいと思います。その第一弾として、 ロケーションを主要な情報源として活用し、オフラインでの訪問やセールスを促進する技術を提供している「GroundTruth」を紹介します。

GroundTruthとは

米国が本社のGroundTruthは、コカ・コーラやウォルマート、マクドナルド、デル、エクソンモービル、ナイキ、アメリカンエクスプレスなどのメガライアントが利用している広告サービスです。

広告の配信先は主にアプリ内で配信される広告形式で、ナビタイムや食べログ、ジモティーなどをアプリで利用しているユーザーに対して配信されます。

独自テクノロジー「Blueprints」

位置情報は主に、GPSデータを利用して特定しており、特徴は「Blueprints」と呼ばれる「地理的領域をポリゴン ジオフェンスする境界定義システム]を利用した配信システム。本来のジオターゲティング広告の場合、東京ドームにいるお客さんへ広告を配信しようとすると「東京ドームを中心に半径○○メートル」といった具合に、配信したい施設の中心点から円を描きその中にいる人へ広告配信するというのが一般的です。

ですが、GroundTruthの場合は、指定の施設の輪郭を正確に切り取った形での広告配信が可能です。つまり「東京ドームもしくはその周辺にいた人」ではなく「東京ドームにいた人」の配信が可能なのです。

また、POI(Point of Interest)データと呼ばれるビジネス、公共・商業施設や機関などの名称および住所、そしてその場所の緯度経度情報を日本最大級の1200万以上保有しているのも特徴として挙げられます。このPOIデータをもとに提供されたGPSの緯度経度情報を意味のある情報へと変換を可能にしています。

広告配信イメージ

広告配信のイメージは主に「リアルタイム」と「履歴ベース」の2通りとなっており、建物に入ったら配信、建物に近づいたら配信、過去にその場所にいたら配信、属性(世帯年収、家族構成、居住地、訪問した場所など)に応じた配信などか可能となっています。

各配信CPM280円、推奨単価は400~1250円と配信メニューやその他の組み合わせによって変動します。(2019年4月現在)

施設は、「スターバックス」「ガスト」などのブランドや「商業施設」「コンビニ」などのブランドで選択でき、最小エリアが市区町村単位となっています。建物の近くに配信する場合の推奨エリアは半径100m以上。過去90日間に訪問したユーザーが対象となります。また年齢、性別の指定も可能です。

クリエイティブとレポート

配信クリエイティブについては、配信ユーザーの現在位置からどのくらいの距離にその広告主に関する施設やイベントがあるのかを表示が可能なオプションもあります。

レポートはサマリーやロケーション、オーディエンスで分析でき、カスタムレポートオプションも充実しているという特徴があります。

以上がGroundTruthについての紹介でした。ちょっとした空き時間にお読みいただけるようにまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
これからもジオターゲティング広告について様々な紹介をしていきますので、よろしくお願いいたします。