BtoBマーケティング論 Vol.1

 

今回から新たに、「BtoBマーケティング」についての連載記事を掲載していきます。新型コロナウイルスの発生で目まぐるしく変化していく市場に対し、「BtoBマーケティング」の重要性と今後の戦略についてまとめていく予定です。

企業が存在する目的

マーケティングを解説する前に、そもそも企業はどのような目的で存在しているのでしょうか。
ピーター・ドラッカーは下記のように定義しています。

「企業の目的は顧客の創造である」

つまり、顧客が何が求めているかを理解し、市場を創り出し、顧客の潜在的な要望を需要に換えていくことが、企業の目的になります。

 

マーケティングとは

では、マーケティングとは一体何なのでしょうか。Wikipediaでは、下記のようにマーケティングが定義されていました。

企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。」

少し解説が分かりづらいですが、要約すると「モノの売れる仕組みを作る」ということです。日本マーケティング協会においても、マーケティングを「顧客との相互理解を得ながら、市場創造のための総合的活動である」と定義しています。

企業は、原価よりも高額な製品やサービスを提供し、利益を得ることになりますが、顧客に価格以上の満足感を得て頂くことで利益を得ます。提供する側、提供される側が継続して利益を得るための仕組み作りが、マーケティングを行う最大のポイントというわけです。

 

マーケティングの重要性

現代社会において、多様化が進み様々なサービスや品物が次々と開発されています。さらに、新型コロナウイルスの発生による生活様式の変化や気象変化に影響され、市場環境や社会変化が目まぐるしく、簡単に商品が売れる状況ではありません。

特に対面営業を行うことが難しい状況が続き、インターネットによる活動がメインとなるようなビジネスモデルが躍進し、従来のマーケティング手法は通用しない状況が発生しています。

従来のマーケティング手法であった、
・担当者の人柄で売る
・広告出して売る
・性能が良いから売れる
・安ければ売れる
のような手法は変化していると言えます。

企業がより成長していくには、「市場調査」を行い「分析」し、どの市場で、どのような価値を提供していくのか、サービスや品物をどのように販売するか、自社マーケティングの仕組み、運用携帯の改善が非常に重要になります。

今後の連載記事では、具体的なマーケティングにおける戦略を紹介していきます。まずは、上記のような概念や現状を理解いただき、ぜひ今後の記事で最適なマーケティングを模索していただけると幸いです。

 

まとめ

・「顧客が何が求めているかを理解し、市場を創り出し、顧客の潜在的な要望を需要に換えていくこと」が企業の目的である
・提供する側、提供される側が継続して利益を得るための仕組み作りが、マーケティングを行う最大のポイントである
・今後は、従来のマーケティング手法ではなく、新たな手法、そして戦略を模索する必要がある