デフォルトゲートウェイって?

デフォルトゲートウェイとは

ゲートウェイとは、異なるネットワーク同士を接続するネットワーク機器の事です。単語本来の「玄関」という意味の通り、他のネットワークと通信する際に必ず通らなければいけない「接続ポイント」であると言えます。
ゲートウェイはプロトコル(通信のルール・規格)を変換し、異なるプロトコルを用いたネットワークを繋げる役割があります。

例えば、プライベートネットワークとインターネットの接続点となるルータは「ゲートウェイ」の役割を果たしています。 また、携帯電話からインターネットに接続する場合は、モバイル回線のネットワークとインターネットを接続するゲートウェイサーバを経由します。

デフォルトゲートウェイの”ゲートウェイ”は狭義の”ゲートウェイ”で、この場合は”ルータ”と読み替えて差し支えありません。同一ネットワーク内に存在しない外部ネットワークと通信する必要がある際に、どのゲートウェイ(ルータ)を使用したらよいかをあらかじめ指定しておきます。 ネットワーク内部のホストから見ると、「デフォルト(既定)」のゲートウェイさえ知っておけば、外部ネットワークとの通信はゲートウェイが取り持ってくれるわけです。

これを郵便で例えるなら、「ハガキに書いた宛先」とは別に「このポストに投函したら、この郵便局に集荷される」という仕組みがあり、郵便局に集荷されたハガキが郵便局のネットワークによって宛先に届けられるということに似ています。

 

ゲートウェイとIPアドレス

ISPの多くは、NAT・NAPTを利用して少ないグローバルIPアドレスで多くのユーザにインターネット接続環境を提供しています。ゲートウェイを設ける範囲はISPごとに異なり、市区町村ごとに設けられている場合もあれば、都道府県ごとの場合、複数の県にまたがった大きな地域ごとの場合もあります。

市区町村単位でゲートウェイが設けられている場合、そのゲートウェイに割り振られたIPアドレスからのアクセスは市区町村単位で位置判定が可能です。しかし、都道府県ごとにゲートウェイがある場合は、「どの市区町村からのアクセスか」を推定するのは難しくなります。

ジオロケ社の「SURFPOINT™」では、「判定の確からしさ」を表す「CF値」という独自の指標を設定し、正確な判定が可能な場合は「確からしさが高い」判定が難しくなる部分は「確からしさが低い」という値を返却します。
CF値については「CF値とは」で詳しく解説しています。

 

まとめ

・ゲートウェイとは、異なるネットワーク同士を接続するネットワーク機器の事。
・ゲートウェイは、通信プロトコルを変換し、異なるプロトコルを用いたネットワークを繋げることができる。
・ISPによってゲートウェイを設ける範囲が異なる。