IPアドレス=ネットワーク部+ホスト部
IPアドレスは、ネットワーク部とホスト部という二つの部分から成り立っています。
ネットワーク部は、そのIPアドレスが属しているネットワークを識別するための部分です。そのIPアドレスが、どのネットワークで使われているのかがわかります。
ホスト部は、ネットワーク内のコンピュータを識別するための部分です。そのIPアドレスが、ネットワーク内のどのコンピュータに割り当てられているかがわかります。
ネットワーク部とホスト部の区別
それでは、どこまでがネットワーク部で、どこからがホスト部かはどうやって区別しているのでしょうか?
インターネットの普及初期、「IPアドレスクラス」という枠組みを使って割り当てを行っていた時には、ネットワーク部とホスト部の境目はIPアドレスの最初の数桁を確認することで判別可能でした。
IPアドレスクラスについては、「IPアドレスクラスとは」で解説しています。
インターネットの発展に伴い、「CIDR (Classless InterDomain Routing)」という新しい仕組みによる割り当てが行われるようになりました。ネットワーク部とホスト部の境目を表す際には「CIDR表記」という表記法が使われます。
CIDR (Classless InterDomain Routing)については、「CIDRによる割り当てについて」で解説しています。
まとめ
・IPアドレスは、ネットワーク部とホスト部から成り立っている。
・ネットワーク部はどのネットワークに属しているのかを示し、ホスト部はネットワーク内のどのコンピュータなのかを示す。