FQDNって？

FQDNとは、完全修飾ドメインを表し、ドメイン名やホスト名などの省略可能な部分を省略せずに、全てを記した記述形式です。

FQDNを理解するにあたり、まずはドメイン名とホスト名とは何かを知る必要があります。

ドメイン名とは

ドメイン名とは、インターネット上のネットワークを区別するための、住所のようなもです。
例として「geolocation.co.jp」が挙げられます。こちらは本サイト運営元、ジオロケのネットワークを指すドメイン名となります。

また、ドメイン名でネットワークを区別するため、同じ文字列のドメイン名を使用することはできません。例えば、友人に手紙を送る際、同じ住所がいくつもあったら、どこに送ればいいのか困ってしまいますよね。それと同じように、インターネット上でもネットワークを指定するための文字列が必要なのです。

ホスト名とは、インターネット上のコンピューターを区別する、部屋番号のようなものです。例としてURLの中でよく見受けられる「www」が挙げられます。

ホスト名は、ネットワーク内のコンピューターを区別するためのものなので、同じネットワーク内では同じ文字列のホスト名を使用することができません。
しかし、別のネットワークであれば、同一のホスト名を使用することができるのです。

例えば、友人に手紙を送る際、送り先のマンション名だけ分かっていても、部屋番号がわからないと送れないですよね。これと同じように、インターネット上でもホスト名を指定するための文字列が必要なのです。

FQDNとは、冒頭にもある通り、完全修飾ドメインを表し、ドメイン名やホスト名などの省略可能な部分を省略せずに、全てを記した記述形式です。
つまり、インターネット上の、ネットワークとコンピューターを特定した状態の文字列のことを指します。

これまでの例でいうと、友人へ手紙を送る際の送り先として、マンションと部屋番号を特定した状態ということです。