国ごとに見るIPアドレス数
国ごとのIPアドレス保有数はどのくらいあるのでしょうか。まずは、国別のIPアドレス保有数について解説していきます。
IPアドレスの保有数が多い上位10か国を、下記のグラフにまとめました。
アメリカ合衆国は15億IPアドレス以上を保有しており、この数は他の国を圧倒しています。そもそもインターネットの興りはアメリカであるという歴史的経緯や、ICANNを初めとした全世界的なインターネット資源の管理団体もアメリカに集中しているなど、理由は複数ありますが、国別にみると保有しているIPアドレス数には明確な偏りがあると言えます。
また、全世界的な「地域」区分であるRIR(地域インターネットレジストリ)ごとのIPアドレス保有数は以下のようになっています。
都道府県ごとのIPアドレス
次に、日本国内のIPアドレスに注目しました。都道府県ごとの分布が下記のグラフです。
日本国内で使われるIPアドレスの約半数が東京に集中しています。そもそも人口が多いという点もありますが、それに加えて、ゲートウェイが集中しているという点もIPアドレス集中の要因となっています。
まとめ
・全世界的にみると、IPアドレスはアメリカ合衆国が多く保有している。
・日本国内に限ってみると、IPアドレスは東京に集中している。