プロキシサーバ(Proxy Server)とは
「Proxy」とは「代理」と言う意味を持ち、「プロキシサーバ(Proxy Server)」とは、その名の通り他のコンピュータの「代理」として他のサーバと通信するサーバの事を指します。
肩代わりする通信の種類により、HTTPプロキシ、FTPプロキシなどさまざまな種類がありますが、ここではHTTPプロキシのことを指します。
プロキシサーバ(Proxy Server)の働き
ユーザがあるWebサイトを閲覧する場合の通信の流れを例に、プロキシサーバの働きを説明します。
まず、プロキシサーバを利用しない場合、ユーザのコンピュータは閲覧しようとしているWebサイトのデータが置かれたWebサーバにアクセスします。
一方、プロキシサーバを利用すると、ユーザのコンピュータはプロキシサーバにアクセスし、プロキシサーバが目的のWebサーバにアクセスします。ちょうど、ユーザとWebサーバの間にプロキシサーバが入って中継しているような形になります。
プロキシサーバ(Proxy Server)の機能
プロキシサーバの働きは通信の中継だけではありません。
過去に受信したデータを蓄積するキャッシュ機能、データのフィルタリング、アクセスの記録など、さまざまな機能が備わっている場合もあります。 プロキシサーバはセキュリティの確保などに活用されている一方、アクセス制限の回避をはじめ、悪用されることも考えられます。
まとめ
・プロキシサーバ(Proxy Server)とは、コンピュータの「代理」として通信するサーバのこと。
・プロキシサーバ(Proxy Server)には、通信の中継だけでなく、さまざまな機能が備わっている場合もある。