IPアドレスって?

IPアドレスはインターネット上の「住所」

IPアドレスとは、ネットワーク上の機器ひとつひとつに割り振られた識別用の番号です。 手紙を出すときに住所を書くように、ネットワーク上の機器(他のコンピュータや、Webサーバなど)と通信する時は、宛先となるIPアドレスが必要になります。
このように、IPアドレスはしばしば「ネットワーク上の住所」に例えられます。
違う場所にある家が同じ住所だったら、どちらに郵便物を届けていいのか困ってしまいますよね。
そういった事象が起きないように、IPアドレスは他と重複しないそれぞれが異なる番号になっていければいけません。

 

IPアドレスの表記のしかた

現在多く使われているのはIPv4と呼ばれる規格のIPアドレスです。コンピュータはIPアドレスを32桁の二進数、つまり「11001011000000000111000100000000」このような、1もしくは0が32個連続している数字の列です。なんだか目がチカチカしてきませんか?
人間にとっては、二進数よりも普段から使っている十進数の方がずっとわかりやすいのです。
 
そのため、IPアドレスを記述する際は、「204.0.113.0」のように、4つの数字を.(ドット)でつないで表記することがほとんどです。
これは32桁のIPアドレスを8桁ずつ4つに区切り、二進数から十進数に変換したものです。
この記法を「ドットアドレス」と言います。

 

IPv4アドレスの枯渇

先ほどの説明からわかるように、IPv4アドレスのバリエーションは2の32乗、約43億パターンです。
しかし、インターネットの急速な発展に伴い、IPv4アドレスが足りなくなるという問題が深刻化しています。これを「IPアドレス枯渇問題」と呼びます。
IPアドレス枯渇問題については「IPv4アドレスの枯渇について」で解説しています。

 

まとめ

・IPアドレスは、インターネット上の住所のようなもの。
・IPアドレスは、32桁の2進数で表される。
・IPアドレスは、4つの数字を.(ドット)でつないで表記するのが一般的。