Googleアナリティクスのバージョンについて

 

Googleアナリティクスのタグは、何度かの仕様アップデートに伴い、いくつかのバージョンが存在します。既にサポートが終了しているバージョンもありますが、一部の企業では古いタグが実装されたままになっているのが実態です。

そこで今回は、Googleアナリティクスのタグにおける各バージョンの違いについて紹介していきます。是非自社で実装されているタグのバージョンを確認してみてください。

Googleアナリティクスのタグって?
Googleアナリティクスを用いて、webサイトなどを解析する際に使用する「トラッキングコード」のことです。Googleアナリティクスの管理メニュー内にある「トラッキング情報」から参照できます。

 

最新版(2020年4月時点)「gtag.js」

「gtag.js」はグローバルサイトタグと呼ばれ、Google広告との連携やイベントの計測などをよりスムーズに行うために実装されました。背景には、Safariで実装されたITPへの対策やcookieデータの個人情報保護を観点とした社会的な動きがあります。

 

ユニバーサルアナリティクス(2014年4月頃~2017年10月頃)
「analytics.js」

オーディエンス属性の追加やクロスドメインへの対応、ユーザーエクスプローラの実装など、クライアントIDを軸としたデータ項目の充実が数多く実装されたバージョンです。

 


以下、旧世代アナリティクス(サポート終了)

非同期版「ga.js(dc.js)」/クラシック版「ga.js」/アーチン版「urchin.js」

これらのバージョンが使用されている場合、最新版への移行を検討してください。
既にGoogle社のサポートは終了しており、Googleアナリティクスの機能に制限がある状態です。

バージョン確認や最新版への移行のご相談はこちら

 

Googleアナリティクスのバージョンを確認するには?

使用中のGoogleアナリティクスのバージョンは、Webサイトに設置されているトラッキングコードから判別する事が可能です。

Googleアナリティクスを設置しているWebサイトにアクセスをし、ページのソースを表示してください。タグマネージャをお使いの場合はタグマネージャの管理画面からご確認ください。
トラッキングコードに「gtag.js」「analytics.js」の記載があれば、グローバルサイト版、ユニバーサルアナリティクス版であることを意味しますので、バージョンアップは必要ありません。
「ga.js」「dc.js」「urchin.js」である場合は、旧バージョンのGoogleアナリティクスの為、バージョンアップを検討してください。